あなたは王の道を歩んでいる。
住みなれた故郷を離れ、行くあてもなく、さまよっているのだ。
なぜこんなことになってしまったのだろう、と考えた時に、
思い出すのはある一人の男の顔であった。
その日は、雨が降っているほかはいつもと変わらない朝だった。
突然、一人の男が家を訪ねてきた。
あなたはまだ幼く、両親がそのものとどのような関係であるのかは、わからなかった。
(今でもそのことは気がかりになっているのだ。)
最初その奇妙な客人をみたとき、あなたは彼がただの
(1:戦士 2:花売り 3:歌い手 4:絵描き 5:丘小人 6:山小人 7:貴族 8:農夫 9:ロストロイヤル 10:狼)
であるように思った。
しかし、彼がこの家に寝泊りするようになってから、不思議なことが起こったのだ。
彼が「今夜は楽しい夢をみられるだろう」というと、本当にその通りになった。
彼が「今日の料理は一段とおいしそうだ」というと、いつもと同じ料理でさえ、本当においしく感じられたのだった。
あなたが不思議な力についてしつこく尋ねると、彼は必ずこういった。
「魔法がつかえないものなどいない。みたまえ、この私のようなものでも、君たちと楽しくやっていけるのだから。」
ついに彼は、魔法を教えてはくれなかった。
それでも、奇妙な客人のおかげで、一家は幸せな毎日を送った
故郷の人々は、それを快く思わなかった。
彼らは羨望とねたみという魔法により、客人を追い出そうとした。
村を去るとき、客人は言った。
「いいことも、わるいこともあった。君たちには、精一杯の贈り物をしなければならないな。」
その瞬間、あなたの意識は遠のいた。
気がつくと、その人はいなくなっていた。
それからしばらくたって、あなたは、
(1:魔法 2:家族 3:友人 4:力 5:愛 6:希望 7:思い出 8:悲しみ 9:お金 10:名声)
を
(1:得た 2:失った 3:借りた 4:貸した 5:捨てた 6:拾った 7:恐れた 8:忘れてしまった 9:宿した 10:打ち破った)
ことに気づくのだった。
そして今、あなたはひとりぼっちで王の道を歩んでいる。
王の道にも人通りはいなく、ただ一匹の野良犬とすれ違っただけだった。
犬をみることは(0:好きだった 1:嫌いだった)。
なぜなら、犬の持つ
(1:やさしさ 2:凶暴さ 3:忠実さ 4:臆病さ 5:日和見 6:孤独 7:強さ 8:弱さ 9:勇気 10:群れの仲間)
が、あなた自身のことを思い起こさせるからだった。
突如、すれ違ったその犬は振り向き、言葉を話しはじめた。
「○○は、いつもお前を見ているぞ」
しばらく見詰め合った後、犬は去っていった。
また、あなたはひとりぼっちになった。
4 | グドルにあいにエンダルノウムへ |
5−7 | 仲間を増やす |
8 | 伴侶を求める |
9-11 | 自分の力を試す |
12 | 王になる |
13-17 | タトゥーノメノンになる |
18-22 | 王の道を踏破 |
23 | 命を捨てる |
24-26 | 罪を償う |
27-30 | 呪いをとく |
31-35 | シリ山脈の氷宮を目指す |
36-40 | 一路デュラへ |
41 | 海を渡り世界の果てをみる |
――セッションに続く。